落語を習ってみたいという方へ。落語教室ってこんなところ

落語教室

アマチュア落語家の小竜治です。

この記事では私が通っている落語教室について書きます。

落語教室を探し始めてから決めるまでの経緯

私が落語を習いたいと思うようになったのが、2013年の夏ごろからでしょうか。元々お笑いが好きで、趣味として付き合っていこうと考えました。

お笑いと一言でいっても、漫才やコントとか種類があります。

では、なぜ落語なのか?

落語は一人でできます。

相方は不要なので、スケジュールは自分の自由です。

社会人が趣味としてやっていくのですから、この点はけっこう重要です。

あとは、もし相方が見つかって、漫才やコントをやることになった場合、20代や30代前半など若いうちは問題ないかもしれませんが、40過ぎてからもやっているイメージが湧かなかったんですよね。

落語は30代ならむしろ若いですし、年をとればとるほど、自分の味が出せるようになるので、ずっと続けていけます。現に、私が通っている落語教室では、下は高校生から上は80代まで、幅広い年齢層です。

そんなわけで、趣味として落語を始めようと決めた次は、どこで習うかが問題になります。

私は当時、サラリーマンでしたので、平日の夜か土日にやってる教室に候補は絞られます。さらにSEは残業で有名?な職種なので、平日の夜は厳しいかなと思い、最初は土日メインの教室にしようかなとも考えました。

都内で開催している落語教室は、10件もなかったと思います。

そこから、土日にやっている教室や、教わってみたい落語家さんに教えてもらえる教室を選び、二箇所に絞りました。

そのうち一つの教室に、教えてもらいたい落語家さんがいたのと、あとは当時の勤務先(蒲田)から近い品川に新しいクラスが出来るということが決め手になりました。

※2017年8月現在は品川クラスの代わりに新宿クラスができてます。

私が通っている落語教室

グーグルにて「落語教室」で検索すると、トップに表示されますね。

はい、「なまらく落語教室」です。

こちらの落語教室は、東京都内、千葉、横浜で開催されている、平日夜がメインの教室です。

私は2014年4月から通い始めました。

教わっているのは、立川流の真打、立川談修師匠です。

落語教室にはどんな人が通ってるの?

「なまらく落語教室」は年齢層が幅広いです。下は高校生から、上は80代まで。

職業もいろいろです。

大学の先生、コンサルタント、パイロット、広告関係、お医者さん、役者、専業主婦など、こちらも幅広いですね。

習い始めたきっかけも、人それぞれですね。

私のように、お笑いや落語が好きで、自分もやってみたいと思ってやり始めた方。

芝居を昔やっていて、演技をやりたくて始めた方。

子育てがひと段落して、燃え尽き症候群になりかけていたので、何かに熱中したいと思って始めた方。

仕事でしゃべる機会がないので、とにかく人前でしゃべりたい方。

変わり種では、友人の結婚式でスピーチをすることになったので、そのために度胸をつけたい方。

普通に生活していては会えない人たちもいるので、刺激になって面白いですね。

お稽古ってどんな感じ?

「なまらく落語教室」では、三ヶ月で一席を覚えます。

三ヶ月やったあとは一ヶ月のインターバルが空くので、一年で三席稽古つけてもらえる計算になります。

だいたい二週間に一回のペースで稽古があるので、月に二回くらいでしょうか。全部で六回の稽古でひとつの噺をブラッシュアップしていきます。

そして最後に発表会があるので、三ヶ月かけて練習してきたネタを人前で披露します。

稽古は、他の生徒がいる前で自分が練習してきたネタを披露し、それに対して講師からアドバイスをもらいます。稽古のときから人前でやることになるので、始めのうちはとても緊張しますね。いや、未だに緊張してるかもしれません。

高座名は誰が決めるの?

自分で決めます。

「なまらく落語教室」では、教室内では高座名で呼び合うルールなので、あまり本名から離れすぎると呼ばれた時に気づかないかなと思い、私は自分の名前をもとに決めました。

下の名前が「龍治」なので、頭に「小」をつけて「小竜治」(こりゅうじ)にしました。

小三治師匠ぽくて気に入ってます。

他の生徒さんも、自分の名字や名前を元にしている方が多いような気がします。

あとは、あだ名とか。

仕事や趣味に関連する名前をつけてる方もいます。

変わり種ですと、職業がパイロットの方は飛行機の名前をつけたり、好きなアイスの名前をつけてる方もいますね。

趣味がパン作りと陶芸で、何かしらこねるのが好きなので、「こね」を名前に入れた方もいました。

高座名は一度決めるとずっとその名前で呼ばれるので、かなり重要です。

ネタはどうやって決めるの?

自分で決めます。

「なまらく落語教室」では、生徒はそれぞれ別のネタを覚えます。

落語未経験者の場合は、教室からネタを指定されるので、その中から選ぶことになります。

それがこちら。いわゆる、前座噺というネタですね。

「子ほめ」「つる」「狸の札」「たらちね」「転失気」
「元犬」「平林」「千早振る」「初天神」「道灌」「寿限無」

ちなみに私は「道灌」をやりました。

柳家と立川流が好きなので。

経験者は、自分で自由に決めることができます。

といっても、大ネタはさすがに無理ですが。

時間は15分以内

絶対厳守。

私の場合は、基本は好きなネタ、やってみたいネタを選んでます。

あとは、一番好きな噺家である、柳家小三治師匠の音源があるかどうかで選んでる感じです。

他の受講生さんは、自分で決める人と、人からアドバイスをもらう人に分かれます。

自分でネタを決められないなんて、何で落語をやってるんだって私なんかは思ったりもするんですが、まあ素人落語ですからね。そんなゆるい感じでやってます。

ネタはどうやって覚えるの?

私はこうやってますよ、という一例です。

まずはネタの書き起こし

ネタを決めた次は稽古に向けて練習していくのですが、これがまあ大変です。

まず、決めたネタの音源を聞きまくって、ベースにしたい音源をひとつ決めます。それをキーボードで書き起こします。私の場合は、ネタはEvernoteに保存してます。

全て書き起こし終わったら、次の作業に入ります。

書き起こしたネタをカスタマイズ

それは、ベースをカスタマイズする作業です。

ベースにした音源が15分を超えるようなら、ところどころ省略したり。

他の音源で面白いくだりがあれば、それを付け足したり。

古すぎてわかりにくい言葉を直したり。

自分が言いやすいように書き直したり。

といったところでしょうか。

最近は「落語 THE MOVIE」のネタをそのままやる人が多いらしいんですが、それで満足なんですかね。台本をつくる過程で頭に汗かくのも落語をやる醍醐味のひとつだと思うのに、わざわざ大事な時間を使って人と同じネタをやるなんて、もったいなさすぎる。

まあ、よそはよそ、うちはうちですね。

話が脱線しました。

以上の作業で、一応台本は完成です。

ネタを覚える

つぎの作業は暗記です。

「暗記は手助けできません」

これは師匠からいつも言われていることです。

師匠から習うのは、「どうすればもっと良くなるか」といった、演出の部分がメインです。

なので、稽古が始まるまでに、しっかり暗記しておく必要があります。

そうでないと、稽古の場を最大限にいかせません。

偉そうなことを書いてますが、私も初回の稽古日は途中までしか暗記していないことが多いです。

とにかく繰り返し練習

あとは稽古日に向けて、練習あるのみです。

師匠からのアドバイスを元に、台本を手直ししては覚え直す、といった作業が続きます。

私は、この工程が一番好きですね。

やってて楽しい。

「ここはこうやってみようかな」

「ここはもう少し間を空けてみようかな」

「ここはテンポよくやってみよう」

とか、試行錯誤してる状態ですね。

ネタに対してPDCAを回してるようなもんです。

どこで練習してるの?

家の中だったり、カラオケボックスに行ってやったりします。

家の中で大声でやるのは気がひけるので、声を出したいときはカラオケボックスに行ってます。

ただ、正座をして最初から最後まで通して練習する回数は、少ないかもしれません。

それよりは、シャワーを浴びながらとか、トイレで用をたしながらとか、食器を洗いながらとか、ながら練習が多いです。

あとは、ベッドの上にあぐらをかきながら気になる部分だけやってみるとかですかね。

電車の中でやることもありますね。

さすがに声に出すことはありませんが、上下だったり目線なんかの練習はできます。

師匠から聞いた話ですが、駅のホームで大声でしゃべってる人がいたので見てみたら、兄弟子が歩きながら練習していたそうです。

そういえば、オードリーさんの深夜ラジオで聞いたことがあるんですが、若林さんはダイエットも兼ねて、覚えている落語のネタをぶつぶつ言いながら散歩することもあるそうです。

散歩しながらも、他人の目を気にしなければできそうですね。

以上で落語教室の紹介は終わります。

この記事を読んで、落語を始めてみようと思った方がいらしたら嬉しく思います。